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東急東横線 (渋谷~横浜) 川崎市・元住吉駅の心理カウンセリングルーム。ハートウッド心理カウンセリングです。

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リストカットWrist Cut

何度も自傷行為を繰り返しながら心の傷を増やしている方へ

  • ストレスのはけ口が見つからずいつしか自分自身に対して傷つけていませんか?
  • 傷を得ることによって自分自身を表現する術を身に付けてしまってはいませんか?
  • 傷を得ることがいつしか快感へと移り変わり習慣的になってはいませんか?
  • 家族や友人の誰かがリストカットして苦ししんでいませんか?

リストカットへの理解「無理して止めさせないで」

リストカットは手首から流れる血が問題なのではありません。手首から血を流すことで心の安定を図れているのでしょうから、それを止めてしまっては全て抱え込まなくてはならなくなります。体の傷では無く、心の苦しみの方が何倍も重要です。

人は誰だって悲しいときには涙を流します。涙を流すことによっ悲しみと向き合うことができます。それは心にも同じなのです。心が悲しがっている時は涙を流そうとする、それがリストカットといった表現で血の涙を流すだけの違いです。ですから、リストカットをしたいなと思ったときに無理をして我慢していては、いずれ違った形で心のバランスを取ろうとすることでしょう。心が悲しんでいるときに泣くことを無理やり我慢させては、心の悲しさに気付くことが困難になります。只でさえ痛々しい表現で心のバランスを計ろうとしているのにも拘らず、心が悲しむことさえ許さなければどうなることでしょう。最悪の場合は自殺だって容易に考えられます。

想像してみてください、手首を切ることの痛さを、そしてその痛さを凌ぐほどの心の不安定さを。
血が流れることによって体の中から不快な感情が流れ出てくれます。痛みよりも心地よさを感じられるほどの膿が心を支配しているのです。


よくリストカットする人は心が弱い人と言われることがあるかと思います。私の考えは全く持って逆の立場です。何が起ろうとも心を大切にし続けた結果だと信じています。つまり、何があっても不満を持った現状に妥協しなかった方だと信じています。たまたま運悪く心から信頼することのできる人にめぐり合えなかった、もしくは自分自身の限られた経験だけでは解決方法を見出すことが出来なかったのかもしれません。しかしそれでも現実から目を背けずに戦い続けている、その最終的手段として心のバランスを計るための自傷行為だと思っています。体に傷を負うほうが心の苦しさよりも楽に感じられる。それほどリストカットする人は心に負担を生じているのです。その苦しさがどれほどのものか想像できるでしょうか。

リストカットをしている自分を否定しないでください。無理して止める必要も全くありません。リストカットをせざるを得ない環境に問題があるのです。なるべくこれから心にも体にも多くの傷を作らないでいられる環境を築き上げていきましょう。


必ずしもすべてリストカットのケースが上記の内容とは言えません。その他にも多くの要因でリストカットする傾向はありますが今この場では触れません。尚このページの文章はリストカット自体へ向けての理解です。リストカットしていいる本人には本人だけの理由があるので一つの参考として受け止めて頂けると幸いです。


リストカットの根底にある原因

リストカットの一番の大きな原因として家族問題が挙げられます。特に両親の愛情不足が根底となる場合が多いと言われています。物を与えられるだけではいずれ子供は愛情不足を感じます。自分自身に対する愛情を得られなければ、自分自身の存在意義を感じられなくなり精神が混乱したり不安定な状態に陥ります。それほどまでに子供にとって愛情とは大切なものなのです。

実際にリストカットをしていない方も、もしお子さんがいらっしゃいましたらご自身の愛情は子供に伝わっているか感じてみてください。愛情を注いでいるかではありません、愛情が伝わっているかです。親のエゴとしての愛情は子供を残虐的なまでに追い込む恐れがあります。


リストカットをしているあなたへ

不幸にもあなたの育ってきた環境はあなたのことを真に理解している人は少ないかもしれません。あなたの心の苦しみは理解されない、理解されたくないのかもしれません。もしも親からさえも愛されなかったのならば、人から愛情を受けるなんて想像もできないかもしれませんよね。
それでも尚、きっとあなたの心の苦しみや葛藤を理解してくれる人はいるはずです。あなたの苦しみは意味があると感じられる日が来るはずです。綺麗ごとかもしれませんがきっとそうなると私は信じています。

もう苦しんでいないふりをするのは止めてください。その為にカウンセリングルームの扉はいつでも開けています。思いのまま感情をぶちまけてください。