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価値観の相違Deffarence in Values

価値観の相違で苦しんでいる方へ

  • 相手が何を考えているのか理解できないでいませんか？
  • お互い話し合っても何一つ進展しない場面はありませんか？
  • どうしても理解できない人が身近にいて悩みの種を抱いてはいませんか？

自分の思いが伝わらない、相手が何を考えて行動しているかわからないなどよくある状況かと思います。
・何故あえてそんな発言をするの？
・何故進んで嫌われることをするの？
・何故わざわざ面倒な行動をとるの？
・何故そんな考え方なの？

一度理解に苦しむともうそこで鉄壁が出来上がってしまうかもしれません。最悪の場合相手に対して悪感情を抱きかねませんよね。

そんな中、カウンセリングの観点から一つの考え方があります。それは「誰もがその時のベストの選択をしている」ということです。結果的に間違えだろうとも、失敗に終わったとしても、悪影響を引き起こすであろうともその時だけを切り取った際には当事者にとって全て最善の選択かもしれません。その中には相手には相手なりの考えがあっての結果なのかもしれません。

例え価値観の相違があったとしても、相手に対して悪感情を抱いてしまうのは後々面倒になるだけです。この面倒になるのは係わり全体としてではなく他でもないあなた自身にとってです。嫌な気持ちを抱いているだけで終わるのではなく、その状況でいかに平穏に暮らせる方法を見出すことの方が得策ではないでしょうか。

価値観の相違から解放されるために

もし、今自分の気持ちを伝えきれないでちぐはぐした感情に到るのであればあなた自身が何をできるでしょうか。
勿論自分と同じ価値観で行動に移す人ばかりでいれば悩む必要はないでしょう。でもそんな人は本当にごく僅かなのかもしれません。仕事において、社会生活において必ずしも自分と同じ価値観を持った人とだけ関わることはできないのかもしれません。そんな中でもし価値観の合わない人と関わらざるおえなかった場合どうでしょう。

恋人やパートナーであれば価値観の認めあえる相手を選ぶことはできますし、むしろそうすべきだと思います。しかし、私たちは社会生活の中で多くの人と関わらなければなりません。であれば価値観の違う相手と同じ目的を達成させなければならない場合はどうすれば最も円滑に進められますか。

関わりを断つことが得策なのでしょうか、自分一人が我慢することが得策なのでしょうか、不満や愚痴をこぼすのが得策なのでしょうか、お互いの相違点を話し合うことが得策でしょうか、無理をして明るく振舞うことが得策なのでしょうか、それ以外にも今、そしてこれからのあなた自身にとって何が最も得策なことなのでしょう。


価値観のそぐわない相手に対して個人的な想いはもしかすると無意味なのかもしれません。だってそもそもの価値観が違うのですから、ほっておいて歩み寄ることは望めないかもしれません。だからこそこちらから何かする必要があるのです。それは他では無いあなた自身の為です。

今、これからの選択として

先ほども質問しましたがもう一度問わせて頂きます。
価値観の違う特定の相手と、あなたができることは何なのでしょう？

・関わりを断つことがですか？
・自分一人が我慢することですか？
・不満や愚痴をこぼすことですか？
・お互いの相違点を話し合うことですか？
・無理をして明るく振舞うことですか？

これらが現実的に可能で、実行することで状況が改善するのであればそれが良いと思います。でももし今までの方法で上手くいかず、ストレスを抱えながら一人で我慢しているのであればどうでしょう。関係性によっても環境によっても変わるかと思います。その中でも一度確認して頂きたいのが、あなた自身は本当に今自身の選んだ選択で幸せでしょうか？

冒頭手もお伝えしたと思います、皆最善の選択をしていると。今までのあなた自身はあなたの中で間違っていない、だからと言ってこれからのあなたも同じ選択が正しいとは限りません。何か思うことがあってこの文章を読んでいただけているのであれば、何か今までとは違った選択があるのかもしれませんよね。一度深く考えてみて頂けると幸いです。

価値観の違う相手と不本意ながら同じ目的に向かわなければならない場合、あなた自身が納得し、相手を認め、その中で幸せに在れるには何が必要ですか？相手がどうこうではなく、あなた自身の為です。今までの経験や習慣に囚われないでください。これからのあなた自身の為に必要なことだけを見つめてください。価値観のそぐわない相手と共に歩まなければならない場合、あなた自身が本当に納得して前向きに進める為に今できること、本気で見つめ直して頂きたいと思います。これは誰でもないあなた自身の為なのですから。

何よりも価値観の違う相手とより添えれば世界は明るくなりますからね。


はい、今回もそんな私の価値観でした。

『価値観の相違』に関する主な心理療法

  • 認知情動療法