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やる気Motivation

つい目の前の課題や仕事に手を付けられずにいる方へ

  • 仕事に対して意欲的になれないでいる方
  • 目の前の物事をついつい後回しにしてしまっている方
  • やりたい事ではあるものの、なかなか初めの一歩が踏み出せないでいる方
  • 自分の将来に向かって希望が見出せないでいる方


私達が何か物事に対して働きかける場合『やる気』に左右されます。最高のパフオーマンスを見せるのも、結果を残すのも、成功を持続するのにも自発的な気持ちに関わってきます。
やる気が高ければ高いほど物事に対して意欲的に取り組むことができ、それに比例した結果を出しやすくもなるでしょう。良い結果を出すことができれば自分に自信を持つことができ、更にやる気を促すことができます。逆にやる気が低ければ何かに取組む気持ちになれず、良い結果を出すことが難しくなってしまうことでしょう。
やる気とは課題に対する意識やパワーや集中力であり原動力の源でもあります。それゆえ、物事を取組むにあたってやる気を向上させることが重要になってきます。

では、やる気とはどこからやってくるのでしょう。

二つの『二次的要素』

やる気には二つの二次的要素から成り立っています。
それは『生きた挙動/死の回避行動』『内的動機/外的動機』です。
この二つの二次的要素の関わりによってやる気の形が変化していきます。


◆生きた挙動と死の回避行動

生きた挙動とは物事を実行することに喜びを感じ、“want”や“アメ”に値します。
死の回避行動とは成し遂げなければならないと感じ、“must”や“ムチ”に値します。
喜びのに満ち溢れた行動か、それとも危機感を持った行動かの違いを表します。


◆内的動機と外的動機

内的要素とはあなたの内側から自然と生まれた動機付けのことを指し、
外的要素とは他者から形作られた動機の後押しを意味しています。
物事に対し自ら進んで動き出すのか、他者の支えによって動かされるのかの違いがあります。


この二つの二次的要素を組み合わせ「欲」「課題」「賞賛」「罰」と分類付けされます。この四つの分類からあなたのやる気はどの様に関わりあっているのでしょうか?又、バランスはどの様にたもたれていますか?先ずはあなた自身確認してみてください。

  1. 生きた挙動  + 内的動機 ⇒「欲」
  2. 生きた挙動  + 外的動機 ⇒「賞賛」
  3. 死の回避行動 + 内的動機 ⇒「課題」
  4. 死の回避行動 + 外的動機 ⇒「罰」



傾向と対策

傾向:現状陥っている領域の割合
現在のあなたの状況に移し変えたとき、どの領域がより強いですか?
元々やりたい内容とは違った人であれば「外的動機」の領域が強いでしょうし、
昔はやる気はあったけど今落ち着いてしまった人であれば「死の回避行動」の領域が強いことでしょう。


対策:どの様に取組むと良いのか。
「欲」を意識してみてください。
自発的に、そして本来望む姿とはどのような状態ですか?いかに自分で自分にアメを与えるかが重要です。

やる気を維持するには不確かな与えられる外的要素に依存するのではなく、自ら生み出す内的要素のバランスを保つことが重要です。(上司が部下に対してコーチングを行ううえでは外的要素は一つの概念として活用することはできますが)ここでは内的要素である死の回避行動である課題と生きた挙動の欲に焦点を当てていきます。

例えば、

死の回避行動とは100mダッシュのようなものです。
全力疾走なので瞬発的なやる気の発揮力はあります。しかし常に全力疾走なので長い人生を完走するには息切れし途中で立ち止まってしまいます。序盤の内に苦しい状態に陥ってしまっては、そのはるか先のゴールに対して絶望的になってしまうかもしれません。それに対して、

生きた挙動とは長く続くマラソンのようなものです。
自分のペースを保ちながら進んでいくので比較的ペースは安定しています。長い道のりを最後まで走り抜けるためにはこの長期的な走り方が必要になってきます。

『やる気』に関する主な心理療法