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東京・神奈川(横浜・川崎)で活動している心理カウンセリングルーム

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FAQ:よくある質問Frequently Asked Questions


Q:カウンセラーに心を全て見透かされそうで怖い。


A:見透かすことができないのがカウンセラーなのです。
基本的にカウンセラーは人の心を見透かすことはできません。むしろ見透かさないための訓練を重ねています。クライアントのあるがままの姿勢を理解させて頂くには、カウンセラーの経験や知識、先入観が大きな壁を作る場合もありますからね。


【もう少し具体的に】
犯罪心理学の立場からですと1つの事例から10の可能性を導き出す「プロファイリング」が重要かもしれません。この場合に関しては、人の心を見透かす力が求められるでしょう。対面の場合でも、相手の様相や服装、少しの動作などで相手の心理を見抜く必要があるかもしれません。
しかし、臨床心理学である「カウンセリング」の立場からですと全く逆の考え方です。10の事例から1の可能性を導き出すイメージですね。

カウンセリングの中でも精神分析や心理学的理論を当てはめる心理療法の観点からはクライアントの内面が浮き上がるかもしれません。が、それでも一方的に「心読み取る」訳ではありません。この手の分析に関しましては文化や生活体形によって個人差も生じますし、多くの例外が存在します。だからこそカウンセラーとクライアントが一緒になってクライアントのあるがままの姿を理解していく働きになります。

カウンセリングでは心理学的理論や技術をクライアントに当てはめる場合大概うまく進みません。クライアントに目を向けていないからです。クライアント自信を理解させて頂く為にはクライアント本人の口から説明して頂く他ありません。ですから「傾聴」を基に心理学的理論と技術でサポートさせて頂く作業になります。

TVやエンターテーメントの場で紹介されているような読心法は、カウンセリングとは別のパフォーマンスとして楽しんでいただけたらと思います。


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