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DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)とは日本語で「家庭内の暴力」を意味しますが、主に夫婦間や恋人しかも極めて男性から女性への暴力を指します。また暴力と言っても肉体的に虐げられる物理的暴力以外にも精神的な苦痛も含まれます。
DVの種類 >>>>DVは主に上記に分類されます。肉体的な攻撃を被っていないからと言って暴力では無い訳ではありません。上記の内容に心当たりがあればお互いの関係を疑ってみてください。
暴力をふるう相手が元々暴力的な性格ばかりではありません。交際を始めた後や、結婚生活の2,3年後に暴力が頻発する傾向があるようです。また他人からはとても暴力を振るうような人に見られないのが一般的です。
特別注意して頂きたいのが、暴力を振るった後の「謝罪と愛情表現」です。
暴力を受ける側が人から優しくされることに慣れていなかったり、人から必要とされていなかったりする場合、この謝罪と愛情表現に満足してしまうかもしれません。この場合の愛情表現はエゴでしかありません。罪悪感から解放されたいがための利己的な感情で相手のことを思っての感情ではないのです。誤るなら暴力を振るわなければ良いだけです。
はたから見ればいい人なのに暴力を振るわれるのは「本当は優しい人なの」感じたりしていませんか?「私が彼をそうさせてしまっている」と思ったりしていませんか?「悪いのは私だから気をつけなくちゃ」と我慢していませんか?自責の念に駆られていませんか?
いいですか?そんなこと
絶っ対にあってはなりません!!
基本的には、DVに関する悩みは主にパートナーがそろって参加する「カップル・カウンセリング」が理想的です。
先ずは、暴力をふるう側に自分がどれほど関係に暴力的影響があるか自覚してもらう必要があります。主にDV加害者は内向的で、対人関係を苦手とする傾向にあります。自分から離れられる不安や恐怖、ストレスや不満に対する感情処理、親密な人間関係の意思疎通などの結果が暴力の方法になっていないでしょうか。暴力とコミュニケーションの関係を深く考えて頂きます。
お互いがこれからの関係をどう築いていきたいのでしょうか。お互いにそれでもなお寄り添うのであれば、今からの関係を見据えて熟考していきます。暴力の代りにどんな対策が考えられるか、暴力的な関係にいち早く気付くには、今までの暴力パターンをどの様に変化出来るのかを徹底的に話し合っていきます。
お互いの関係から一切の暴力を取り除いた場合どのような関係が望めますか。決して暴力に目をつぶることなく、心から安心できる理想の関係を話し合うことがカウンセリングの立場から取り組むことができます。
命にかかわる暴力やもはや修復が不可能な場合、物理的な距離を保つことを真っ先に考えてください。何よりも体の被害は命に関わります。通院するほどの怪我であれば冷静に自分の体を心配してください。
現在DVに対しての取り組みはカウンセリング以外にも広く普及しています。行政や福祉でもサポート体制は整っています。また、DV被害者同志が集まり自分の体験を語る自助グループも実施されています。多くの場合が匿名で、そして低料金で参加できます。とにかく何かしらの行動に移してください。
何度もお伝えしますが、決して一人で悩まないでください、自分の体と心の痛みを過小評価しないでください。理想的な関係に先ず暴力を疑ってください。