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キャリアと言えば主に経歴、履歴、専門職業、仕事等をイメージするかもしれませんが、ここでは生涯を通しての人生設計全般を意味します。ですからキャリアに関するカウンセリングは、仕事以外にも「今後の自分の人生がどうなってゆくのか」と言う広義な自己認識の意味も含まれています。
米国コロンビア大学の名誉教授であったドナルド・E・スーパー(Donald E. Super)によると、人生には様々な場面(家庭・地域・学校・職場)の中で様々な役割(ライフ・ロール)が存在します。幼少期には子供・学生・市民と始まり社会人になってから労働者・配偶者・親、仕事から離れた余暇人や老後の年金生活者が挙げられます。これらが混雑し様々な場面でのそれぞれの役割を統合的に構築していくのがキャリア形成とも言えます。
『仕事に燃えて家庭を顧みない』これでは統合的なキャリアは望めません。人生を振り返った際に納得のいく人生を送る為に、今からご自身のキャリアを設計していくことが大切ですよね。
人は必ずしも興味を持った職種に就けるとは限りませんし、人よりも得意なことが好きで続けられるとも限りません。しかしその中でも着々にキャリアを積んでいかなければなりません。アメリカの心理学者であるジョン・L・ホランド(John L. Holland)によると、個人の性格特性と一致する社会的環境に身を投じることで、より安定した職業選択から高い職業的満足を得られると提唱しました。ですからまず始めに、やりたいことができる場所を明確にする必要があります。ここではホランドの提唱した六つの性格特性をお伝えいたします。
そしてホランドはこの性格特性に付随する適した社会的環境を言及しています。
ホランドによると性格タイプは一つに絞る必要は無く、いくつかの相互作用によって複雑な個人の性格特性が見えてくると言及しています。そうすることによってより具体的な職場環境が浮き彫りになります。
より具体的に個人の性格タイプを知りたい方はカウンセリング、専門書、心理検査(VPI職業興味検査)を通して理解を深められます。勿論当カウンセリングルームへお問い合わせいただいても結構です。
人生は選択の連続、人生の長いキャリアを構築していくには様々な場面での決断に迫られます。心理学の中では「人はどのように自分の意思を決定しているのか」という理論も研究されています。
全ては流動的な結果にいるので何が最良の選択なんてものは誰にも分かりません。今は失敗した選択であったとしても、10年後には正しかったなんてことも良くある話です。その中でも特に後悔しない選択をして頂きたいと思います。どうすれば後悔しないで済むのでしょう。それは意思決定プロセスにのっとり、より確かな情報を入手し、比較検討をし、自身との環境の想像しながら前へ進んで行くことでしょう。
つまり、もし何か魅かれるキャリアがあったならそのキャリアを徹底的に調べ上げてください。勤務体形、労働時間、一般的な収入、社会的認識、具体的な仕事内容、資格、その環境での成長の可能性、対象の顧客、社会保険、福利厚生、周囲の人間関係、勤務地の変動、移動時間、周囲の理解とサポート、今後の生活様式の変化等。もしその環境に訪問することが可能なら是非体験してみてください。それに付随する似たキャリアも幾つか同様に調べ上げてみてください。それと並行しご自身の理解も欠かせません。自身の大切にしているもの、最も大切にしているもの、譲れないもの、できること、やれること等を理解する必要があります。
先のことは誰にも分かりませんが、想像することはできます。その想像をより確かなものにするには正確な情報の理解です。確かな情報は想像力をサポートしてくれます。できる限りの情報を集めた結果の決断であれば失敗しても後悔しないですむかもしれません。自分自身をより深く考察し、得られる環境により広い視野を向けてみてください。
意思決定のプロセスを纏めると以下の過程が挙げられます。
*意思決定プロセスに関する心理学的理論は幾つか展開されています。この過程が絶対的な正解とは限りません。
時には倒れ込んだとしても、進む意志さえあれば道は開けます!
迷った道にも意味があるんです!